『JASRACと著作権、これでいいのか』読みました

前回の記事で書きましたが、YAMAHAに行ってきました。記事では触れてませんでしたが、買おうか悩んだ本がありました。それが『JASRAC著作権、これでいいのか』という本です。

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表紙が強いなと思いつつ気になってしまい、ポチッとしました。2018年3月初版なので少し古いです。

 

著作権について詳しく知らなかったので、JASRACが主張する著作権のこと。今までどのような裁判があり、どのような判決があったのか、順番に記載されていてとても理解が深まりました。

気になった項目をピックアップすると

→本当なら何のための著作権料なのだろうか🤔JASRACさんがポッケないないしてる状態なのだろうか?このようなことが起きてしまう現状の説明があり、なるほど❗️となりました。

  • なぜ、音楽教室からも使用料を徴収しようとしている?

音楽教室に通う私にとって非常に気になる内容でした。今までにJASRACさんが音楽教室以外に、フィットネスクラブ、カルチャーセンター、ダンス教室などからも使用料を徴収していたことを初めて知りました。これらの施設から使用料を徴収しているのに、音楽教室から徴収していないことは不公平だという主張をしているとのことです。

 

書かれていた内容でとても衝撃だったのが、喫茶店などでBGMが流れなくなった、ということです。BGMを流すためにはJASRACに申請して、使用料を納めたら流すことは可能だそうです。けれど、BGMを流すことをやめてしまったり、JASRACが管理していないクラシック曲、著作権フリーのBGMを流したりということが増えているそうです。

とても残念なお話ですね。いろんな方の耳に届いてこそ、と思ってしまします。

JASRACが全て悪い、というお話ではないのですが、著作権について多くの方が関心を持ってもらうことは大切なことだと思います。もっと締め付けが強いことになっていくのか、他の国のようになっていくのか、今後どう展開していくのか、音楽教室に通っている身としては気になるところです。新しい著作権についての本などがあったらアップデートしていきたいです。

音楽関係の著作権について全く無知でしたが、とてもわかりやすかったのでオススメの本です。読んだ後、喫茶店などから音楽が流れてないなと思ってハッとなりました。